そういえば、この夏から私、いえ、私たち家族は、『養育里親』になりました!
初めてのことが多くてドキドキもしますが、ここまでたどり着くまでには、いろいろと学び、体験し、そして試行錯誤な日々でした。
講習に参加したり、施設を訪問したり、面談や審査もあり、しかも私の仕事の都合も絡んできて…中・長期の出張がありましたので、認定を受けるまでにそこそこの道のりでした。
なんとか認定を受けることができて、今ではちょっと誇らしい気持ちです。
とはいえ、スタートラインに立ったばかりです。
事の始まりは、妻が子供の学校の図書ボランティアに参加していたときのことでした。
「学校に通っている子たちの中には、何日も洗濯されてない服を着ている子や、何かしらの理由で学校に来れなくなってしまう子がいるんだよね」といった会話から始まったように思います。
そうこうしているうちに、ある日、妻が「子育てって、さらに1人増えるのも2人増えるのもそんなに変わらないんじゃない!?里親になってみたいんだけど、どう思う?」って聞いてきたんです。
どういうこと???
里親って何っ?????
そしてどうしたん急に???
頭の中は疑問符だらけでしたが、妻のことだから、きっと素敵なことに違いないって思いました。
彼女がやりたいことを応援しない理由なんてないので、とりあえず「ええんちゃうか!目指したらええやん!?応援するでっ♪」と返答してみました。
ちなみに返事した段階では、彼女だけではなく、私も里親になるということがよくわかっていなかったみたいです。
研修にていろいろな情報に触れていくうちに、なんとなくニュースからの情報や知識として、親に恵まれていない子どもたちがいることは知っていましたが、もっと身近に感じるようになりました。
そして、私も人の親であり子どもだった時代もあるわけですから、情けなくてだらしない父親なのかもしれませんが、今の自分にも何かできることがあるかもしれないって思いが芽生えてきました。
児童施設での体験研修では、兄弟姉妹のように育っている環境で楽しそうではあるものの...やはり家族の風景というかなんといいますか、家族で暮らすのとは違う感じがしました。
春先には、研修で子どもたちにはお世話になりましたので、卒園して新たに小学生になる子、中学生になりましたって子どもたちに、菓子折を持ってお祝いに訪問させてもらったりもしました。
研修を受けて勉強会に参加して...余計に不安になる場合もあると聞きましたが、実際に知ることによって、預かる不安よりも、私、ほんとうに恵まれている環境で生きてきたなぁって思えましたし、なんか出来ることあるんちゃうかな?何かしたいなって気持ちがどんどん強くなっていったのを覚えています。
そして、冒頭のどうにかこうにかの部分につながり、念願が叶い『養育里親』になることができました。
Via Pixabay - 写真
私、一応会社では中間管理職なんですが、正直ものすごいお金持ちってわけではありません。
それでも、困窮しているわけではないですし、ありがたいことに生活は安定しています。
とはいえ、家のことや子育てに関しては、99.999%妻が担ってきましたので、子育てに関しては彼女の方が断然経験豊富!
もちろん、子供一人一人に違う個性があって、正解がないところが難しいですが、それでも彼女と一緒に少しずつ成長していけたらと思っています。
新米養育里親ですが、人手不足といいますか成り手がなかなか増えないというのもあるのでしょうか?すぐさま子どもを預かる機会が訪れました。
初心者ということもあり、最初の内は短い期間(2週間程度)で預かるかたちで、何名か入れ替わりで子ども(2歳を少し超えたくらいから4歳近くまで)をお預かりする機会に恵まれました。
我が子ではないということもありますし、どうしても短期間であるとか、預け入れるしかないという事情のある子どもたちでもあります。
トイレトレーニングが満足にできていなかったり...表情が乏しかったり...1時間から2時間くらい泣きつかれるまで泣き続け、どうしても途中で泣き止むことができないだったり...
それでも、預かっている間にできるできないに関わらず、トイレに行きたい!などの意思表示ができたり、お別れの際に、児童相談所の方から「表情が柔らかくなった」や「我儘が言えるようになっている」などと言われ、なにかしら変化をがあったなら、預かることができてよかったなぁとか思ったりして、胸がほっこりしています。
2男2女の四児のパパですが、子どもたちがどう思っているのか、お互いに話すことはあっても、本当のところはまったくわかりません。
ましてや一期一会である里子を預かるのって、わからんすぎる!?
私、平日は仕事がありますので、一日中面倒をみている妻がもっとも大変です。
大変だとは思いますが、彼女はとても楽しそうに里子のことも実の子どもことも、仕事から帰ると話してくれます。
たいへんだ、たいへんだぁとはいいます...
魔の2歳児なんて言葉もあります...もういろんことができるようになってますし、目なんか離そうものなら...(T-T )
イヤイヤぁ~!!「嫌だ!?」という気持の表現もできるようになりますし、個々によって個性が強く現れだします。
ただ、まぁ...一つ言えることは「ちっちゃい子どもってば、マジ可愛い♪」
我が子の小っちゃかった頃を思い出して、思い出補正でさらにブーストがかかります。
エネルギーがたくさん必要だけども、子どもたちからはさらにめっちゃたくさんのエネルギーを受け取ることができているように思います。
また、機会があれば、いろいろと「養育里親」のことも話していきたいかなっ♪
Via Pavel Danilyuk by Pixabay
「養育里親」
ただ、まだまだ国のシステムも、養育に必要なお金などは十分だとはいいきれないようです。
それでも、里子・里親・里親の家族について、いろいろろフォロー体制は充実してきています。
それよりも、里親になろうっていう担い手が一番不足しているようです。
妻が相談に来た時「Yes」っていって良かったです。
悩むよりもやってみよう。
「なんとかなる♪」のポジティブな気持ちでいきていきたいものです。
「里親のことが知りたい」
全国 :里親制度等について|こども家庭庁
大阪府:さとおや通信-あなたも里親に-/大阪府(おおさかふ)ホームページ
大阪市里親会 – すべての子どもたちに 安全安心温かい家庭を